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ワールドクラスの​キュレーションとデザインでビジネスの高みを拓く

CURATION
& DESIGN

ファウンダー 澤山乃莉子 からのメッセージ
 

「キュレーション&デザイン」による高付加価値改築・改修

​建築・インテリア・文化・市場を横断し、実務・研究・教育を循環させる Curation & Design

キュレーション&デザインというコンセプトは、「建築ならびに空間デザインに、その国や地域の文化をキュレーションし融合させる」考え方です。歴史的・文化的価値を読み解き、それを継承しながら現代の生活性能と新たな価値を加え未来に手渡すという、サステナブルな循環型デザイン環境の創出を意味します。そしてこれは現業の中にとどまりません。

その考え方は、ロンドンでの学びと実務から始まりました。

1995年の渡英直後から、建築・インテリア、照明、装飾芸術、家具、素材、アートなどを学び、2000年のNSDA起業以来歴史的住宅を中心とした改修実務に携わり、そこで得た知見を比較的早い時期から文章や教材として記録してきました。学ぶこと、実践すること、そして言葉にして整理すること。その積み重ねが、2012年の澤山塾イーラーニングの開始につながっています。

幸い、英国では仕事に恵まれ、歴史建築の改築・改修を含むデザインプロジェクトにおいて、多くの実績を残すことができました。※詳しくはWorks Residential Commercial

その後、英国での経験を実装するため2017年に本帰国し、東京に新会社BABIDを設立しました。そこでは、学んだプロフェッショナルが実際のプロジェクトへ参画できるデザインプラットフォームをつくり、Curation Hotelsをはじめとする実践の場へつなげてきました。

現在は、そうして約30年間積み重ねてきた実務と教育の中から生まれた問いを、大学での研究によって検証し、その成果を再びイーラーニングへ還元しています。実務から問いを見つけ、研究によってその背景を検証し、得られた知を教育と次の実践へ戻す。

その循環をつくるのも、現在のCuration & Designの役割です。

 

 

 
 
CURATION & DESIGN

「新しくつくる」だけではないデザインへ

Curationとは、新たに生み出すのみでなく、既にそこにあるものの中から価値を見出し、その歴史的・文化的背景を理解し、異なる要素の関係を組み直すことによって、新しい価値を生み出す行為です。

建築やインテリアも同じだと考えています。古い建物、土地の記憶、伝統的な素材や技術、家具、アート、庭、そしてそこに暮らす人々。そこから受け継ぐべき価値を見極めながら、現代の機能、快適性、環境性能、事業性を加えていく。こうした考え方を英国で学び、英国と日本の実務を通して追究してきました。

 

 

PRACTICE

ロンドンで学び、日本で実装する

ロンドンでは17年間デザインオフィスを主宰し、歴史的住宅改築・改修を中心とした建築・インテリアデザインに携わりました。そこで経験したのは、建築、インテリア、家具、照明、テキスタイル、アート、庭、そして人々の生活をすべて内包し、資産価値と居住価値を高める建築環境です。

また、英国で学んだデザインは、特定の「英国スタイル」ではありません。既存建築が持つ歴史的価値を読み取りながら、現代の暮らしに適応させ、異なる専門家が協働して価値を更新していく手法でした。

2017年に日本へ帰国した後は、その経験を日本の環境で実践することに取り組みました。

2018年から企画・開発を進めたCuration Hotelsでは、建築、インテリア、地域の素材や工芸、アート、食、自然環境を統合し、その土地ならではの滞在体験をつくることを試みています。

こうして、これまで手掛けたプロジェクトの多くは、国際的なデザイン賞で入賞・受賞を果たしました。(トップの動画イメージはこれらのプロジェクトのものです。)

 

 

FROM PRACTICE TO EDUCATION

実務で得た知識を、次のプロフェッショナルへ

ロンドンで仕事を始めた当初から、実務と並行して建築史・装飾芸術史・家具・照明・素材・色彩・アート・ビジネスなどの学びを深め、欧州のトレンドリサーチなどを継続し、そこで得た知識を文章や教材として整理してきました。

この蓄積を、建築・インテリアに携わる日本のプロフェッショナルと共有するため、2012年にオンライン教育を開始しました。現在のPIDECの原型となった「澤山塾」です。英国のデザインカレッジとの提携で、British Council 認定の Professional Diploma in Interior Designを2年間で取得できるコースとして、14年間で6期35名が卒業し、BIIDメンバーシップ受験に挑戦しました。

教育で大切にしてきたのは、知識を伝えて終わることではありません。学んだことを実務で使い、自分自身の判断に変えていくことです。

その実現のため、2017年の日本帰国後は、卒業生が実際のデザインプロジェクトに参加できる場を設け、実務を通して学びを深める機会をつくってきました。

その中から、独立して活動するデザイナー、教育者、業界団体の運営に携わる人、国内外のデザイン賞で受賞・入選を重ねる人など、さまざまなキャリアが生まれています。

これらをPIDECだけの成果として単純に因果づけることはできません。しかし、学習の後に実践の場があり、そこで経験を積み、さらに次の職能へ進んでいく環境をつくることは、PIDECが当初から大切にしてきた教育の一部です。

 

 

PROFESSIONAL COMMUNITY

個人の学びから、専門職のコミュニティへ

学びと実務の循環は、やがて個人のキャリアを越えて、専門家同士のネットワークへと広がりました。

PIDECの修了者の大多数は、英国のインテリアデザイン職能団体BIIDの所定の審査を経て「Registered Interior Designer」となり、現在、彼らも含め、BIID Japan Chapterは50名規模のコミュニティに成長しています。メンバーはそれぞれの専門領域で実務、教育、団体活動、デザイン賞への挑戦などを続けています。

重要なのは、特定の一人のデザイナーを育てることだけではありません。知識を共有し、互いの専門性を高め、次の世代へ知識を渡していく専門職の環境そのものを育てることです。

 

FROM PRACTICE TO RESEARCH

長年の実務から生まれた問いを、研究へ

英国と日本の双方で仕事をする中で、次第に関心は個々のデザインから、デザインを成立させている社会の仕組みへ広がっていきました。

なぜ、同じように高度な建築技術と文化を持ちながら、英国と日本では既存建築の扱われ方がこれほど異なるのか。なぜ英国では建築とインテリアの専門家が改修市場の中で協働し、歴史的建築と現代生活を共存させる仕組みが形成されたのか。一方、日本ではなぜ長く新築住宅が市場の中心となってきたのか。

こうした違いは、デザイン思想だけで説明できるものではありません。住宅政策、都市計画、建築制度、不動産市場、金融、専門職教育、素材や技術、文化、生活者の価値観など、多くの要因が重なっています。

実務の中で長く感じてきたこの問いを、経験談にとどめず、検証可能な知識に変えるため、現在は研究に取り組んでいます。

 

 

RESEARCH

実務知を、研究によって検証する

現在、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻に研究生として在籍し、建築史研究室で博士論文研究を進めています。

中心となるのは、英国の住宅改修を通して形成されてきた「建築とインテリアの協業、既存建築の継承、文化的価値、サステナビリティ、市場・資産価値の関係」です。

これは英国を「正解」として日本へ当てはめることが目的ではありません。異なる歴史と制度を持つ二つの社会を比較することで、建築・インテリア・文化・市場を成立させている構造を明らかにし、日本でこれから可能となる選択肢を考えることを目指しています。

実務によって見えてきた問いを研究へ。研究によって得た知を、再び教育と社会へ。

現在、自然と活動の中心が研究に移ってきたのは、これまでの実務と教育の延長線上にあるものだと考えています。

 

 

EDUCATION

研究と実務の知を、二つの学びへ

現在、Curation & Designで蓄積してきた知見は、PIDECの二つの教育プログラムを中心に社会へ還元しています。

 

西洋建築インテリア・デザイン学 基礎知識・理論 ABコース

建築、インテリア、装飾芸術、家具、照明、素材、文化、市場などを横断して学ぶ、プロフェッショナル向けの基礎知識・理論コースです。

すでに持っている実務経験に新しい知識の軸を加え、「なぜ、このデザインなのか」を自分自身で考え、説明できる力を育てます。

※ABコース、詳しくはこちらから

 

デザイン日本学

日本文化を表面的な「和風」の意匠としてではなく、地理、歴史、自然環境、建築、工芸、素材、美術、生活文化の相互関係から学びます。

全国各地での調査や大学での研究とも連動しながら、日本に蓄積されてきた文化資源を現代の建築・インテリアへ活かすための知識体系を構築しています。

※デザイン日本学 詳しくはこちらから

 

 

A CONTINUOUS CYCLE

学ぶこと、実践すること、伝えること、研究すること

インテリアデザイナーとしてのキャリアはロンドンで学ぶことから始まりました。

学びながら仕事をし、仕事から得たことを文章にまとめ、その蓄積を教育に変える。

学んだ人たちと日本で実際のプロジェクトをつくり、その実践からさらに新しいプロフェッショナルが育つ。そして、その過程で生まれた問いを、現在は研究として検証しています。

これは最初から計画していたキャリアではありません。

一つの問いに向き合い続ける中で、実務、教育、研究が少しずつつながり、現在の形になりました。

得られた知識を自分の中だけに蓄積するのではなく、次の人へ渡し、その人の実践によってさらに更新されていく。

Curation & Designをポリシーに、これからもその循環をつくっていきます。

About

澤山乃莉子 NORIKO SAWAYAMA BIID

建築・インテリアデザイナー、プロデューサー、コンサルタント

教育者、研究者、BIID Japan Chapter Founder
ロンドンで17年間デザインオフィスを主宰し、歴史建築の改修デザインに従事。建築・インテリア・文化のサステナブルな統合を目指す「Curation & Design」を提唱。
2018年からは日本に拠点を移し、そのコンセプトをキュレーションホテル群に実装し、世界的デザイン賞の入賞・受賞を含め、内外から評価を得る。
教育の分野では、2012年に英国カレッジと提携しProfessional Diploma が取得できる「西洋建築インテリア・デザイン学」を、2026年4月には工芸・アートを建築デザインに結ぶ「デザイン日本学・A」を開講。 
現在、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻に研究生として在籍し、建築史研究室で博士論文研究を進行中。

​※プロフィール詳細

Noriko Sawayama
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